海外旅行中の「現金」と「クレジットカード」の使い分け方…私が経験したデメリットを踏まえた提案

タイ

スワンナプーム国際空港の両替所

皆さんは海外旅行中にどのような手段で支払いをされる予定ですか?

 

これは出発前に誰もが考えることだと思います。そして、真っ先に思いつく手段が「現金」ではないでしょうか?

 

私の旅行でも現金は必ず持っていき、現地に着くとすぐに両替所を探して現地通貨を調達しています。タイ旅行でもそうしました。

 

何度か海外旅行を経験していると、現金を持ち歩くことのデメリットも感じるようになりました。それを踏まえ、現在ではクレジットカードと併用するようにしています。本記事では、私の旅行経験を踏まえた「現金」と「クレジットカード」の使い分け方を提案します。

 

海外旅行中の「現金」のデメリット

現地で高額紙幣を持ち歩かなければならない

 

現地の両替所では5千円や1万円といった高額紙幣でしか両替を受け付けていなかったり、小額紙幣ではレートが悪かったりします。そのため、少しでも良いレートで交換しようと思うと高額紙幣を持ち歩く必要があります。旅行中は常に盗難のリスクが付きまといますので、出来れば避けたいところです。

 

ホテルのチェックイン時に高額なデポジットが請求される!

海外では、多くのホテルでチェックイン時にデポジット(保証金)を求められます。しかも、デポジットを現金で行う場合、高額な現地通貨を要求されることが多くあります(そもそもクレジットカードしか認めていないことも多い)。

 

せっかく空港で両替したのに、デポジットで1万円分近くを請求され、やむなくホテルで再度両替を行ったこともありました。デポジットはチェックアウト時に戻ってくるので、帰国直前であればお土産以外に使うあてがなく、非常に困りました。現金のレートが良くても、その他の出費が増えるようであれば本末転倒ですね。

 

残った現地通貨の処分

あまった小銭をオモチャに!

現金だと、帰国時には必ずと言っていいほど現地通貨が残ります。そして、この残った現地通貨をどう処分するかが問題となります。日本円へ再両替すると余分な手数料を取られますし、お土産で消費しようにも、金額によっては使い切らなかったり無駄遣いになったり…諦めて自宅で塩漬けにしている方も多いのではないかと思います。そういえば、最近の日本の空港ではガチャをよく見かけますね。これは余った硬貨をここで使わせる目的だったと思います。

 

現金のデメリットを補完するクレジットカードのメリット

これまで、東南アジアを中心に旅行をしましたが、多くの国ではクレジットカードの方が良いレートでした。現金の方が良いレートであったのはタイくらいしか記憶がありません(両替のレシートとクレジットカードの利用明細を比較した結果。しかもわずか)。

 

仮に現金と比べてクレジットカードのレートが多少悪くても、ロス(帰国時の残り)まで考えれば気にならない差だと思います。しかも、クレジットカードには現金にはない様々なメリットがあります。

  • 多額の現金を持ち歩く必要がない(盗難対策)
  • 両替の手間が要らない(帰国時の再両替の必要もない)
  • 急な出費にも対応可能
  • いくら両替するか悩む必要がない
  • 盗難や紛失しても保証がある(出来れば予備のカードを準備)
  • ホテルのデポジットのために高額な現金(現地通貨)を用意する必要がない

特に、現金のデメリットでも述べましたが、ホテルのデポジットはお金の移動が伴わないため、クレジットカードが重宝します。私は現在、デポジットに対しては常にクレジットカードで対応しています。

 

唯一の(?)問題は、決済をする場面でどのブランドが使えるかわからないので、とりあえず異なる決済システムを採用している2ブランドのカードを1枚ずつ携行するようにしています。

  • VISA(またはMaster Card)
  • JCB(またはAMEX)

 

私がオススメする「現金」と「クレジットカード」の使い分け方

基本的にはクレジットカード払い

日本と違い、海外では多くの場所でクレジットカードが利用できます。むしろ、現金しか受け付けないところの方が少ないように感じます。したがって、私がオススメする使い分けは、クレジットカードを第1選択肢とし、カードでの支払いが出来ないときのみ現金にて対応する方法です。

 

私のタイでの経験を紹介します。タイではチップを要求されることがしばしばあり小額紙幣(100 THB)を良く使いましたが、高額な支払いはほとんどクレジットカードで対応可能でした。そのため、3日間の滞在中に両替したのは空港での1万円だけでした。

 

盗難への備え

いつどこで盗難に遭うかわかりません。また、旅行終盤には疲労で集中力が低下し、気付いたら財布を置き忘れ(紛失)…という可能性もあります。紛失したらまず戻ってこないと考えたほうがよさそうです。仮にパスポートまで紛失すると、帰国すらできないため、再発行されるまで滞在費が余計にかかります。そのため、盗難への備えは極めて重要です。

 

私の盗難対策は、財布を2つ用意し、1つ目の財布にメインのクレジットカードを入れて携行、2つ目に予備のカードを入れてセキュリティボックスへ預けることです。予備のカードは楽天カードのような年会費無料のカードでも大丈夫です。

クレジットカード 現 金
財布1(メイン) VISA、JCB 各1枚 現地通貨
財布2(サブ) VISA 1枚 日本円(※)

※日本円は現地での緊急用および日本国内での支払い(駐車場代など)に使用

 

 

クレジットカードが持てない方に朗報!プリペイドカードという選択肢もある!

収入や年齢制限などによりクレジットカードが持てない方にはプリペイドカードという選択肢もあります。事前にチャージしていれば、クレジットカードと同じように利用できます

まとめ

私の提案はいかがだったでしょうか?現金とクレジットカードそれぞれの持つメリットを上手く活用し、快適で安全な旅行をお楽しみください。なお、カード類の発行には時間がかかりますので、余裕を持った申し込みをお願いします。

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