宮崎空港の国際線は独立した建物ではなく、国内線ターミナルビルの一角を間借りしたような形となっています。以前の国際線は、出発時に一旦国内線の制限エリアに移動する必要があるという独特の手順を踏まなければなりませんでしたが、2018年3月に国際線専用の出発口と保安検査場が開設され、手順が変更されました。
国際線専用の保安検査場では、他の空港と同じように保安検査(ボディスキャナー使用)と液体物検査が同時に行われるようになりました。なお、これに伴い国内線の制限エリア内にあるラウンジ大淀が利用できなくなったためチャイナエアラインのラウンジサービス提供は終了しました。ミールクーポンなどの配布もありません。2018年9月末辞典でもチャイナエアラインのHPなどではラウンジサービスにラウンジ大淀の情報が掲載されていますが、利用できないので注意が必要です。
今回は、2018年9月に宮崎空港から台北行のチャイナエアライン(CI115便)を利用した時の記録になります。
宮崎空港国際線の出発手順
宮崎空港国際線の出発手順は大きく4段階となります。2018年3月以降は他の空港と同じように手荷物検査と液体物検査を同時に行う形へ変更されました。
- チェックイン
- 手荷物検査・液体物検査
- 出国審査
- 搭乗
チェックイン
国際線チェックインカウンターの位置
国際線のチェックインカウンターはターミナルビル1階の右端(海側)にあります。そのため、JRで到着した場合は最も遠いカウンター(奥)となります。
優先チェックインサービス(一部会社のみ)
チャイナエアラインの場合、マイレージ上級会員やビジネスクラス利用者は優先チェックインサービスを利用できます。アシアナ航空など他の会社は未確認ですが、アシアナはビジネスとエコノミーでカウンターが分かれていた気がするので、アシアナもサービスがあるかもしれません。
利用希望者は一般客の列に並ばず、カウンター前で荷物のX線検査を行っている係員もしくはチャイナエアラインの制服を着た職員に直接声をかけ、優先チェックイン対象者である旨を伝えてください。
さりげなく書かれた「優先入口」が対象者の入口
預け入れ手荷物がない場合は、直接カウンター(チャイナエアラインの場合は一番左端の「SKY PRIORITY」表示のカウンター)へ行き、会員証などを提示するとサービスを利用できます。
手荷物検査・液体物検査
2018年3月より国際線単独の手荷物検査場となり、同時に液体物検査も行われるようになりました。2階の日向屋売店横に新設された国際線出発口より入場します。国内線の混み具合に左右されなくなったのはありがたいです。
検査場ではパソコンのような大型の電子機器、液体物をバッグから取り出す必要があります。液体物は1つの液体物が100ml以内か、決められたサイズの透明なバッグに入れられているか(国際線ルール)チェックされます。
以前の手荷物検査場は国内線と共用で、一旦国内線の制限エリアに出た後、液体物検査は別に行われていました。
出国審査
ブースは3か所ありますが、通常は1か所のみで運用されています。日本人も外国人(日本国籍非保持者)も同じブースとなります。
日本人はパスポートのみ、外国人(日本国籍非保持者)パスポートに加えて出入国関連の書類が必要です。
これを終えればあとは搭乗(出発)を待つのみです!
ラウンジについて
出国審査後(国際線の搭乗待合室内)に利用できるラウンジはありません。2018年3月の国際線専用保安検査場供用開始以降、国内線の制限エリア内に出なくなったため「ラウンジ大淀」は利用できなくなりました。
そのため、国際線で唯一ラウンジサービスを提供していたチャイナエアラインも、サービス提供が終了となってしまいました。1,000円分の食事・飲み物券もありません。この点は残念でした。
最後に
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