国内線・国際線ともに、飛行機を利用する際には、飛行機に乗るまでの長い待ち時間と自由に身動きが出来ない機内をどのように過ごすか、つまり「暇つぶし」が快適な空の旅を実現する上で重要な課題となります。
搭乗時には出発時刻よりもかなり前に空港へ着く必要がありますし、出発遅延により当初の予定より待ち時間が増えることもあります。以前は出発遅延といえば国際線のイメージでしたが、最近は国内線でも遅延を多く経験するようになりました(つい先日は1時間以上遅延…)。つまり、飛行機の利用は常に長い待ち時間が発生するリスクを抱えています。
また機内での過ごし方に関しても注意が必要です。ANAやJALであれば機内誌やオーディオプログラムといった選択肢もありますが、LCCや外資系の航空会社だと機内で時間をつぶすには寝るか自分で何か準備するしかありません。
そこで今回は旅行に便利な暇つぶしの方法についてまとめました。
旅行に最適な暇つぶしの条件
かさばらない、軽い
LCCでは預け入れ手荷物が有料(しかも高い!)の会社がほとんどのため、出来るだけ機内持込サイズにまとめたいと考えている方は多いのではないでしょうか?ところが、ほとんどの会社で機内持込荷物に制限があり、100席以上のジェット機であっても3辺の合計が115cm、重量は7kgまでのところが多いです。たくさん持っていけそうな感じがしますが、必要なものを詰めていくと意外とすぐこの上限近くまで達してしまいます。ギリギリ大丈夫と思っていたらLCCで超過料金を取られた方…意外と多いのではないでしょうか?したがって、かさばらない(もしくは荷物を増やさない)、軽いことは重要な条件となります。
外部との通信を必要としない
機内では「電波を発信する通信機器が使用禁止(機内WIFIを除く)」されているため、利用に際し外部との通信を必要としないことも重要な条件です。機内WIFIで通信可能な場合もあるかもしれませんが、大きなデータのやり取りには向かないため出来れば避けたいところです。
オススメの暇つぶし方法
寝る
これは鉄板ですね。寝れる環境さえ整えてしまえば他に用意しないといけないものはありません。長時間の国際線だと、ネックピローなどがあった方が良いかも知れません。
動画(VOD)サービス
多くの旅行者がスマホやタブレットを携帯していると思います。VODサービスではそのスマホやタブレットを利用して動画の視聴を行うため、ポータルDVDプレーヤーのように複数のディスクとともにバッグに入れて重たい荷物となるようなこともありません。
VODのジャンルは多岐にわたる(映画、ドラマ、アニメ・・・)ため、暇つぶしにはもってこいです!子供向けのコンテンツも充実しているため、子供がぐずった時にも重宝します。
ただし、飛行機内で利用するためには注意が必要です。多くの会社が採用している動画の再生方法は常にインターネットへの接続が必要なストリーミングという方式のため、速度の遅い機内WIFIサービスでは利用できません(JALでは禁止、ANAは禁止されていないが時間がかかると案内)。
機内で快適に使用するためにはダウンロード方式(搭乗前に気になった動画をスマホやタブレットへダウンロードし、機内で楽しむといった利用方法)を利用しなければなりません。この方式は一部の会社でしか提供されていないため、会社を選択する際には注意が必要です。ダウンロード方式提供の可否は各社のホームページ上で積極的に書かれていないため、ダウンロード方式を提供していると書かれていなければ提供されていないと判断した方がよさそうです。
電子書籍
VODと同じようにスマホやタブレットを利用して閲覧することができます。読み放題サービスを利用すれば様々なジャンルを楽しめます。相当数の雑誌が用意されているようですので、1回の旅行で見終えるのは難しそうですね。
まとめ
荷物を増やさず暇つぶしを実現するには、スマホやタブレットのようにどうしても旅行に持っていくものを活用するのがスマートです。サービスを利用する際には多くの会社が設けている無料体験期間を利用して、納得されてから契約されることをお勧めします。